愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「いち女性研究者として」

山田 南欧美 [理学療法学専攻]

 先日、ある勉強会に参加してきました。遠方で、かつ泊まりの勉強会であったため、夫にも協力を仰いで娘を連れて参加しました。勉強会や学会に娘を連れていくのは初めてで、しかも娘は初めての飛行機。いろいろと不安もありましたが、「少しの時間だけでも自分の研究のために勉強できれば」と、えいや!の気持ちで出発しました。結果、無事に勉強会に参加でき、かつ家族の時間も有意義に過ごすことができました。私が勉強会に参加している間は、夫が娘を外に連れ出して遊んだりしてくれていたのですが、一度だけ娘を膝の上に乗せた状態で、二人で講演を聞く時間がありました。もちろん、娘は講演の内容を聞くわけではなく、私の膝の上で抄録集に落書きをして遊んでいたのですが、会場の雰囲気を察して騒ぐこともなく、静かにしていました。イヤイヤ期真っ盛りの娘ですが、お利口さんにしていてくれたのが親として本当に嬉しかったです。
 私は教員であり、研究者でもあります。学生の皆さんによりよい教育を提供するためにも、自己研鑽を重ね、研究活動に取り組んでいくことが自分の役目だと思っています。しかし、女性であり、母親であることが、まれに足かせとなり、うまく立ち回れなくなることがあります。もどかしく感じることもありますが、私は、研究者としても、母親としても、前向きに進んでいきたいと思っています。他の人よりはスピードが遅くなるかもしれない、やり方が下手くそかもしれない。それでも、一歩ずつ着実に進んでいけるよう、私なりに頑張ってみたいと思います。そして、そんな歩みが、学生の皆さんの将来像に少しでも良い影響を与えることができたら、と思います。
 勉強会から帰って数日後、娘が夫の単行本を開きながらソファに深々と座っていました。もちろん、字など読めるはずもなく、私が「何してるの?」と聞くと、「お勉強してるの♪」と嬉しそうにぺらぺらと本をめくっていました。今回の勉強会参加が、娘にとっても良い経験になったかな、と嬉しく思いました。

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