愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「熊本地震」

清島 大資 [理学療法学専攻]

2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方を震央とするマグニチュード6.5の地震が発生し、最大震度7が観測されました。さらに、その28時間後の4月16日1時25分に、同じく熊本県熊本地方を震央とするマグニチュード7.3の地震が発生し、再度最大震度7が観測されました。その被害は甚大で、熊本県内だけでも重軽傷者1000人を超え、最大避難者数も熊本県内で18万人を超えたそうです。また、観光・文化施設などの被害も大きく、熊本城の瓦が落ちた姿や国指定重要文化財である東十八間櫓と北十八間櫓も土台の石垣ごと崩れ落ちている様子が報道されています。まだまだ余震活動も活発で、すでに1000回を越えたそうです。
私は熊本出身です。生まれてから22歳までを熊本の地で過ごしました。幸い、両親や親戚、友人などは無事でしたが、建物など相当な被害が出ています。テレビや新聞、SNS等で熊本の映像や写真を見る度になんとも言えない、いたたまれない気持ちになっています。すぐにでも被災地に行き、復興のお手伝いをしたいと思うのですが、現地に行っても私が出来ることは限られています。県外にいても、被災した熊本県民に寄り添い、自分たちが出来ることもあるはずです。私は、私が出来ることをここで精一杯やり、熊本の復興支援に協力したいと考えています。私の母校である九州学院初代院長の遠山参良先生の言葉で「自分で自分を監督し、役に立つ善人たれ」というものがあります。これは、全ての人に感謝をし、頭を下げ、己の能力をどれだけ隣人の為に生かすことが出来るかが大切であるという教えです。今こそこの教えを実践する時だと思います。皆さんも、ぜひ皆さん自身が出来ることを精一杯やり、熊本へ温かい励ましの声を届けていただければと思います。
この震災をきっかけに、今の自分に何ができるのか、そして何をやらなければならないのか、自分の役割の根幹を改めて考えさせられました。「がまだせ熊本!負けんばい熊本!」僕も微力ながら協力していきます。
最後に熊本地震の犠牲者には心から哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様ならびにそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と1日も早い復旧、復興をお祈りいたします。

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