愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「区切り」って?

木村 菜穂子 [理学療法学専攻]

3月も半ばになりました。今年もすでに1/4近くが終わろうとしています(笑)。
ただ「年」と「年度」という異なった1年単位の仕組みがありますよね。「年」はそのまま、1月1日がスタートで、12月31日が終わりという「区切り」です。そして「年度」は、4月1日がスタートで、3月31日が終わり。なぜ2パターンの区切り方があるんだろうと子どもの頃から不思議に思っていました。

 今回、インターネットを使ってですが、改めて調べてみました。「年」はそのまま「暦歴」です。そして「年度」とは、「暦歴とは別に、特定の目的のために規定された1年間の区切り方」なのだそうです。ということは、特定の目的によっては、4月始まりじゃないこともあるのか?と不思議に思いますが、日本では多くの人が4月に新しい環境に移る場合が多く(入学、就職など)、当たり前のように受け入れていますよね。今は一部の大学などで欧米のルールに合わせるように9月入学なども行われているようですが、まだまだ特別な感じがします。

 社会人となってから臨床で働いている間、「年度」区切りを意識させるのは、「送別会」と「新人スタッフの入職」くらいでした。でも、本校に勤務し始めてからはこの「年度」区切りがついて回っています。まあ、学生の皆さんは知らないと思いますが、実は次年度の準備は5月頃から始まる内容もあります。夏休みが終わって、後期の授業が始まる頃には、眼の前の仕事もしながら、次年度の準備をどんどん進めていかなければなりません。時々、1年先のスケジュールなんかを考えているので、頭の中がグチャグチャになります(笑)。

 これを読んでおられるみなさんも、それぞれが何らかの「区切り」を越え、新しいスタートを切ることでしょう。卒業した皆さん、新しい出会いにドキドキ、ワクワクしていますか? 在校生の皆さん、次年度1年間をどうやって過ごしていきますか? そして、4月から入学してくる皆さん、やっぱり緊張してますか? それとも意欲に燃えていますか? 
今皆さんの眼の前にある「区切り」の先には新しいステージが広がっていて、きっといろんなことが待ちかまえています。辛さや苦しさもあるかもしれませんが、楽しさや喜びが少しでもそれらを上回っているよう、祈っています。 それぞれの立ち位置で・・・Go!

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