愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「平成最後の年末年始」

横山 剛 [作業療法学専攻]

平成最後の年末年始をいかがお過ごしでしょうか。
今年もどうぞよろしくお願いします。
この年末年始は様々なイベントなどで通常の生活の仕方とは違ったのだと思います。例えば、朝早くから(夜遅くから?)初詣に出かけたり、普段は食べないご馳走をお腹いっぱい食べたり、お酒を飲んだり(未成年の方はダメですよ)、久しぶりに親戚の方や友人と出会ったり、などです。
その中でも多くの人が普段と違ったのは、睡眠時間だったのではないでしょうか。皆さんは、睡眠時間をいつもどのくらいとっていますか。OECDの調査では日本人の平均睡眠時間が7.5時間弱、とうデータがありこれはOECD加盟国などの全データの中でも最下位(最も短い)になるのだといいます。働き盛りの人や活動的な若者たちはこれよりも短いことが伺われます。
本学学生を対象にした睡眠時間の正式調査はないと思いますが、私が担当していた学生の卒業研究での調査(全学生対象ではないです)では、平日では5.5~6時間程度、テスト前では4~4.5時間程度の睡眠時間であることが分かりました。これは日本人の平均睡眠時間よりも随分短くなっています。個人差もあり、昼間の睡眠を除いているデータだとしても心配なデータであります。睡眠負債という言葉をもうご存知であると思います。日々の睡眠不足が、借金のように膨れ上がっていくというようなイメージです。この「借金」が増えていくとやがては身体疾患、精神疾患を引き起こします。
  「あれも、これも」とついつい手を伸ばし、手をつけてしまいがちな世の中、また時代でありますが、「あれか、これか」の大人の生き方の中で、睡眠時間を削らず心穏やかに新しい1年を過ごしていきたいと思わされる平成最後の年末年始でした。

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