愛知医療学院短期大学

検索

教員リレーコラム

全員せいれ~つ!!

加藤 真夕美 [作業療法学専攻]

1.jpg

写真は、昨年度の1年生が冬に陶芸の授業で作成した平成29年度干支の酉です。彼らは今2年生で作業療法士になる夢に向かって必死に勉強しています。陶芸は、「基礎作業学実習」という授業の中の一部です。作業療法士として手工芸を治療に取り入れることも多く、その基礎的な技術や、手工芸それぞれの持つ特性を知るために、実際に陶芸・木工・革細工を授業の中で学びます。

陶芸は、見本通り作ることもできるし(枠組みのある自由度の低い作業)、完全に自分のオリジナルを作ることもできます(枠組みのない自由度の高い作業)。また、焼く前の土は可塑性が高く、乾燥さえ注意すれば、気に入らなくても何度も作り直すことができます。きっちりできなくてもそれはそれで「良い味」に。上の写真も、陶芸のプロの先生のお手本があるのですが、お手本を見ながら作っても隠しきれないその個性。手づくりの良さが存分に味わえますね。また、掌にしっとりとなじむ土の感触は安心感などの感情や手の感覚に影響を与えますし、指先で細部を仕上げる動作は、指の自然な動きを引きだすための手段にもなります。ただし、このしっとり感が苦手な人には陶芸は逆効果になってしまいます。

さて、話はニワトリに。遥か昔には天の岩屋に身をかくしてしまった天照大神に岩屋から何としても出てきて頂こうと、八百万の神々が相談し、一斉にニワトリを鳴かせたとか。日本ではニワトリは古来、神聖な存在のようです。一方アメリカでは「チキンレース」という言葉がある通り、臆病な人の比喩としても使用されます。文化的背景や人の価値観によって全く異なる評価。さて、あなたの酉年はどのような1年でしょうか。2017年が始まって間もなく半年が経とうとしています。

NEXT ≫ 2017.05.26 宮津 真寿美 [理学療法学専攻]