教員リレーコラム

「五条川の桜」

加藤 真夕美[作業療法学専攻]

新年度が始まりました。新型コロナウイルス感染症の影響で、思うようにならない日々がまだまだ続きそうです。今までの常識が通用せず、必要に迫られて習慣化した新しい日常も、数えればきりがありません。本学の学生さんも、教職員も、本当によく頑張っています。皆さんの従順さや臨機応変さ、行動力に、頭が下がることばかりです。それを支えてくださっている親御さん、臨床実習地の皆様、教職員の家族の方々、その他大勢の方々のご協力のおかげで、不安ながらも、安定した日々を送ることができています。心より感謝いたします。 変わるものもあれば、変わらないものもあります。岩倉市を流れる五条川沿いの桜並木は、早々と咲きそろいました。満開、と思った途端に、先日は花散らしの雨。そしてその後の花筏。日々刻々と変わる風情に見とれ、束の間、心がふわっと軽くなります。 昭和24年(1949年)、岩倉町(当時)が300本の桜を植えたのに始まって、少しずつ増え、現在では1,400本、長さ約7.6kmにも及ぶそうです。しかし老朽化に伴い、台風で折れてしまう木もでてきました。そのため、岩倉市のシンボルでもある桜並木を後世に残そうと、桜並木再生プロジェクトが始まっています。桜並木の主要品種はソメイヨシノですが、病気に強く開花時期がソメイヨシノに近い「ジンダイアケボノ」という品種に、昨年末4本植え替えたとの報告が、市広報に掲載されました。今後が楽しみです。 変わらないものにも、適切な「手入れ」が必要なのですね。「あって当たり前」は、誰かの努力によって維持されているのだと、心にとどめたいと思いました。 新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。皆さんの今までの努力が、本学で花開きますように。そして、「自分らしい」実をつけるよう、努力を重ねてください。応援しています。 column_otkato_210405.jpg
夕暮れ間近、岩倉市の竹林公園側から撮影
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